ISO(International Organization for Standardization : 国際標準化機構)は、1987年に制定された国際的に通用させる規格や標準類を制定するための国際機関である。品質管理システムの国際規格です。ISOは民間主導型の非政府組織で、1947年に設立され、本部はスイスのジュネーブにおかれています。よく比較される日本工業規格JIS(Japanese Industrial Standards)が日本の国内規格であるのに対しISOは、万国共通の規格と言えます。
規格や標準類は、関係する組織体のレベルにより種々制定されており、それらは、企業レベルで利用される“社内規格”、業界レベルで利用される“団体・工業会規格”、国レベルでの利用を前提に制定される“国家規格”(JIS等)、ヨーロッパなど一定の地域レベルで制定される“地域規格”(CEN等)、国際的な利用を期待して制定される“国際規格”などに分類されている。この中で最高レベルに位置付けられる国際規格を制定する代表的な国際機関がISOであります。
設立の目的は、国と国との取引を円滑にするためや、皆さんの生活の利便性を図るための規格・基準などの制定を行なうことです。ISO規格は製品やサービスの品質、性能、安全性、寸法、用語、等 幅広い分野が対象になっています。
お客様に満足・感動・安心・信頼していただくために、きちんと仕事をする。
きちんと仕事をすると会社(経営)も良くなる。
つまり経営者の方が会社を"理想とする会社"にする経営管理(企業存続)のための規格です。
ISOが進めている標準化には大きく分けて、「物」に対する規格と「管理の仕組み」に対する規格の二つがあります。
ISOは、電気分野を除くあらゆるの標準化を推進する非政府間国際機関であり、その参加は各国の代表的標準化機関1つに限られています。1998年1月現在の会員は、128ヶ国から128機関を数えており、日本からはJISの調査・審議を行っているJISC(日本工業標準調査会)が1952年から加盟しています。
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